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納品

日曜日納品で青森県を一周してきました。
三沢と東通。
まずは6時出発で三沢へ。

来年、高校受験がまっている中学2年生の男の子への学習机。
実はお父さんは僕の高校時代の部活の顧問の先生。
こんなお話しをいただけたことが、夢のようで、本当にうれしいお仕事でした。
昨年、打ち合わせと、近況報告もかねてご自宅に家族みんなでおしかけてバーベキューをしながら、どんなものを作ろうか相談してきました。
とにかく天板はきちんとした材料で、一生使えるものにしましょうと。とにかく彼のこの先の人生のなかで、どんなシチュエーションでも、何かに使っていけるようなものになったらいいなぁと。
だんだんと必要なくなっていくものが増えていくようなものではなくて、必要な時に、必要なものを作る。そんなものにしようということを飲みながら話しました。
で、でき上がったのがこの机。
本当にシンプルで、なんでもない形。でも、彼の笑顔からは、何か伝わった手ごたえを感じることができました。
こういう機会をいただけたことに本当に感謝です。
次、ぐーーっと北上して、下北半島は東通まで。

以前、TV ボードを作らせていただいていただいているお客様です。
次はお金をためてテーブルを、とおっしゃってくださっていました。そのテーブルがいよいよ納品となりました。ヒバのオーバルの座卓。長手で1200あるので、かなり大きいのですが、空間が広くてゆったりしているので、違和感なく自然におさまりました。いつもやんちゃな男の子二人が迎えてくれるにぎやかなお家の大きなテーブル。
前回のご注文以来、時間をかけてお客様との関係を築いてくることができたので、お互いの色々を知ったうえで、とてもいいお仕事ができたと思います。
ありがとうございました。
震災から1年、なんとかこうして生きていけているのも、こうやって気にかけてくださるお客様がいるからいるからこそだと、あらためて思います。
何かできるコトはないかと思ってるとはいうものの、すっかり自分のことで精いっぱいの1年でした。いまできることは、とにかく感謝して、前を進むこと。生きること。それしかありません。
そんなことを考えながらの、道中10時間のドライブでした。