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今年の木

今年も、りんごの木を使ったものを作っていきます。
今日は佐藤農園さんと、赤石農園さんへ、今年切ったりんごの木を分けてもらいにいってきました。

太い木、細い木、中くらいの木。
どれも、沢山りんごを実らせてきた大切な木。

今日はせっかくなので、プロダクトデザイナーでapple branchシリーズのデザインをした佐藤謙行君(まんなか)も一緒。
右が佐藤農園の佐藤さん

今は来年のための花粉取りをしていると。
花粉取り?来年?どういうこと?
花粉が出来始めた花を一つ一つとって、花粉を取り出すんだそう。
それを保管しておいて、来年の受粉に使うんだそう。
これから受粉に使う花粉は、昨年とった花粉だって。
気が遠くなるような作業に見えるけど、そういうことを、この人たちは当たり前にこなしてる。
佐藤君と二人、知ってた?知ってた?ぜんぜんです。

受粉の話。
接ぎ木の話。
知らないことばかり。

先日、土手町にfarmer’s Dining Vegefruをオープンさせた赤石農園の赤石さん。
お店にいたかと思ったら、畑にいたり。パワーあります。

今は摘花の真っ最中。
強い中心花を残して、そのまわりの花を取ってしまう。
これも、あの広い畑の花全部。
当たり前、当たり前、みたいな感じで、どんどん進めていました。
忙しい作業の合間、摘花のこと、剪定のこと、いつも真剣に教えてくれます。

りんごのこと。知らないことが沢山あるんです。
花粉取りと、摘花。
今年のりんごのありがたみの実感。
そしてりんごの木。
大切に使いたいと思います。ありがとうございます。
今日はその足で、りんごの木をトラックに積んだまま青森の盛興業製材所へ。

サポーテッドバイ ブレーメン

毎度様の盛さん。
どんなふうに挽くか相談。
佐藤君を紹介して、工場の中を案内してもらいました。

プロダクトデザイナーの佐藤君にとって、生産の現場を見る機会は、飽きるほど、多ければ多いほどいい。
青森でプロダクトデザイナーとしてスタートを切った彼と、これからいろんないい仕事ができたらいいなぁと思います。

信頼おけるパートナーにりんごの木を託して、弘前へとんぼ返り。
ここで、丸太だったりんごの木が、板になります。
それを少し天然乾燥して、乾燥機に入れて、人口乾燥へと進みます。
僕の手元に帰ってくるのは、1,2か月先。
楽しみです。
りんごの木でものを作るっていうことで、新しい出会いがあったり、沢山のことを考えたり、何かが始まる機会になっています。
おもしろいものだなぁと思うし、ありがたいなぁと。
日本一のりんごの産地であるからこそ、そのまわりに見えてくる仕事。
まだまだ沢山の可能性がありそうな気がしています。