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見る人が見れば


木取をしていす。
オニグルミのテーブルを作ります。
節が入ったり、アマが入ったり、目がおよでいたり、虫の穴があったり。
そんな中をかいくくるように使えるところを木取していきます。
同じ木はもちろんなくて、かならず何かしら欠点はあります。
もちろん、欠点が無いという役ものというグレードの材もあります。
それはそれできれーで癖が無くて扱いやすいし、いいものができるんだけれど、僕は色が違ったり、少しの節があったり、扱いにくいくらいのほうが、木らしいというか、当たり前というか、自然でいいと思っています。
必要以上にいい所だけ取ろうと思うと、当然無駄な部分も多くなります。
木を毎日専門に扱っていると、ついつい陥る「本職ならでは」の落とし穴があると思っています。
ユーザーのことを、本当に考えた時、実はそこは気にするところではない、っていうことが、結構あります。
でも、どんどん気にしない、気にしないでいくと、きっと、いいものはなくなっていく。
昔はこうだったけど、今はこれで十分。うまーくこのバランスを整えていくことが、大量生産のモノたちと並行して、これから、このまちでモノを作って生きて行こうと思った時、大事なことかなぁと思っています。