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木の上

ハルトも春から中学生です。
はやいものです。
なんでもかんでもやってあげたくて、めごくてめごくてたまらなかった彼ももう小学校を卒業します。
金八先生が親は木の上に立って見ると書くと言ってました。
子供達のことは、毎日いろんなことが起こります。
良いことがあれば、ショックなこと、すぐにでも木から降りていって守ってあげたいようなことも時にあります。
つい何か手遅れになりそうな気がして、すぐに木を降りていきたくなります。
でも、降りていく回数はきっと減らしていかなきゃならないんだろうなぁと、そんなことを考える時期になってきたなぁと、近ごろそんなことを考えるようになりました。
きっと彼なりのやりかたで、時を進めていくんだと思います。
でも、あの木の上で見てるからなと、あの木だぞと、伝えながら。
ちゃんと見ていたいと思います。