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知恵


手ごわい。
鞘(さや)
の前に柄(つか)
木と刀、ぴったりというか、ちょっとぐっと挿して、お尻をぱんたたくと、パチッと決まるくらいだそうな。
ぐっと、ぱんと、ぱちっとって・・・。わがんね。
でもそんなかんじなんだろうなぁ。こういうのって。
こういうのは、ぜったいに「やり方」というのがあって、修練、鍛練というものも、もちろん必要だけれど、コツというか、こうやるから、こうなるっていう仕組み、工夫、考え方の手順みたいなものがあると思うんです。
前職からのもの作りの経験、そして木に関わるようになってからの経験も総動員して、なんとかそこのあたりを読み解きながら、取り組んでいますが、なかなか難しい。
刀の鞘や柄という木と金属を合わせるという仕組み、そして刀という超実用の武具という、命に関わるもの、そして命をやりとりするものに対する昔の人の知恵やおもい。
もちろん今は使うことは絶対にあってはいけないようなものだけれど、あらためて日本人の知恵と執念、人間性みたいなものを感じずにはいられません。