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無事到着

BUNACOのスピーカーfaggioのスタンドがお客様の手元に無事届き、お写真をいただきました。

ちょっと背が高いものなので、大きいかなぁと心配もあったのですが、そうでもなく、ひかえめでいいんじゃないかなといういう感じ。
お客様も喜んでいただけたようで、こちらもうれしくなりました。
これまでのことを少し。
こんなふうに置かれているスピーカーを、今後TVを買い替えたり、TV台を買い替えたりしていく中で、独立してきちんと設置できる台を作りたいというご相談から始まりました。

当初お客様も僕も箱型のいわゆる 台 から発想が始まりましたが、だんだんと脚があるものに移っていったのは、普段から脚物の製作が多い仕事柄からくるものなのかなと思っています。

そして原寸の模型を作り、実際に配置のイメージを作ってみて、確認を繰り返していきます。
こういう確認をするのは、自分自身ホントに大丈夫かなと、腑に落ちるまで確かめたいという不安を確信にしたいということももちろんですが、一番はお客様が、そうかそういうことかと確信してご注文いただけるための材料を整えていくということです。

これは検討の途中で、ロボット掃除機がぶつかると、転げ落ちるかもしれない、をどうするかの対策中の写真です。
真鍮の丸棒できれいにガードを作れないか試作。
同時にお持ちの掃除機が、どんな動きをして、ぶつかるとどんな衝撃があるのかを色々試すうちに、落ちるほどの衝撃はないと判断。
最終的にガードが無い方がきれいだし、落ちるほどでもない、心配なら掃除をする時はちょっと寄せる、という結論に至り、ガードは無しとなりました。
この結論の中で、僕が一番大事だと感じているのは、心配ならちょっと寄せると考えていただけたことです。
僕ら作り手は、なんとか問題を解決したいと、あれこれ考えます。もちろんそこに強みがないとやってる意味がないわけで、必要なことですが。
でも、そこの押しが強すぎてもだめなような気がしていて。
試せることを沢山やってみて、材料を整えたうえで、今回のように、いいよ寄せるから っていう相互にこうしましょうかっていうコミュニケーションをとれた時はとてもいいものができるような気がしています。

ありがとうございました。