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職業体験


今年も中学生が職業体験に来てくれました。
二日間二人の中学2年生と一緒に過ごしました。
一日目。
とにかく体を使ってもらう仕事、ひたすらりんごの薪切り。
3人で、も~くたくたになるまで切りまくりました。
想像と違う仕事だったかな。
でも、始めギコギコいってた音は、終わりにはジュッジュッジュッジュッと気持ちよいリズム。
うまくなるものです。

達成感。

二日目。
ひたすら頭と手を動かして何か生み出そう。
テーマは、自分のところから見た岩木山で面白味のあるデザインな、お土産もの。
昨日、ちょっと考えてみてと、宿題を出しておきました。

一一人が考えてきたのは三角定規。
90°のところが岩木山のモチーフになっています。
自分の家から見る岩木山は、右肩がちょっと平らで右の裾野に向かってなだらかな岩木山。
筆箱に入るサイズだって。中学生らしいとても素直なデザインだと思います。

そしてもう一人が考えてきたのが、割りばしの袋。
少し道筋を立ててあげながら、色々と考えて、作って遊んでるうちにこんなアイディアにたどり着きました。
夕焼けの岩木山からの。

広げてみると…あら素敵、晩秋に燃える岩木山に初冠雪的な。
始め広がったこの岩木山から始まって、折ってみたり、色を塗ったりしながら遊んでいるうちに、こんな姿に。
素敵でしょう。

朝から始まって15時くらいまで、時間に限りがあるので、最後の方はちょっとまとめにかかってしまったところがあるけれど、どちらのアイディアももっともっとふくらませて行けそうな、ここで終わらせるのはもったいないと思わせてくれる、とても素敵なものでした。
とにかく作ってみて。作ってみればわかるからと、手を動かし形にしていくことを繰り返す作業。やっぱり作ればわかるなぁと、結局こちらが関心してしまう。中学生の中にも、アイディアのたまごは沢山あって、こんな短時間で、簡単に生まれてくる若々しさに嫉妬する。今年もそんな感じでした。

望んでた体験とはちょっと違ったかもしれないけれど、こんな労働と喜びみたいな現実の積み重ねが、すべてなのかなと思うのです。
二日間お疲れさまでした。