鋸の金物の仕込み。ネジの長さを削りながら、各樹種ごとに微調整していきます。やわらかい木は締めると木がつぶれて食い込んでいくので、反対側からはみ出る量が多くなって、多く削ることになります。硬い木はほとんど潰れなかったり。ネジは適当に削ると、ネジ山が壊れてナットに入っていってくれません。しかもステンレスのネジとナットは、嚙み込むと溶着してしまう特性もあって、噛み込むと外れなくなってしまうので、特に神経を使います。同じ形の鋸でも、樹種が変わると必要なネジの長さは変わってきて、見た目の美しさまでこだわると、0.1㎜単位の仕事になったりして。意外と気を据えて向き合わないといけない仕事です。
Read Moreりんごの木で作ったスプーン。赤い所だったり、白いところだったり、赤白だったり。木には赤太と白太はつきものだけれど、りんごの木は赤白のコントラストが奇麗だなと思います。出来上がったスプーンを、ご予約いただいていたお客様のもとに発送しました。残り4本。なかなかまとまった数をいっきに作ることができず、在庫できずにご予約分しか作ることができずにいます。もう少し思い切って数や種類を作り貯めたいのですが、なかなか。ご予約は承りますので、お気軽にご連絡下さい。 よろしくお願い申し上げます。
Read More剪定鋸7寸各種。この後、鋸刃がおさまる溝を付けていきます。欠けや、割れなどの加工途中のリスクを避ける加工順がだいぶわかってきて、歩留まりが良くなってきました。高価な材をお預かりしての一発勝負なので、ミスや偶発的なトラブルになるべく遭遇しない加工方法を試行錯誤しています。 BabyTallは3台。10㎜きざみ。 中の積み木の最終仕上げ。布磨き。エアガンで吹き飛ばしきれない木の粉を拭き上げます。木は、布できゅきゅきゅっとこすると、てかっと艶がでます。刃物で削った艶でもなく、やすりで磨いた艶でもなく、布でこすれて、木の繊維が押されて、満たされて光る艶が好きですね。
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